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Design Brief

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METO Tall Small 仕様変更のお知らせ

METO Tall Small 仕様変更のお知らせ

2022年12月より仕様が変更になりました。 ストラップを短めでセットする場合、ベルト端の収まりが良いように真鍮製の角カンを追加しました。

COAL BAG

COAL BAG

使っていた古いキャンバスのバッグで、内側が真っ黒の、石炭を使う時代のものがあった。かなりヤレた表情で端がほつれてきていたが、分厚い生地にはまだまだ使える頑丈さがあった。 紡績が産業の花形だった頃。そんな古い時代のキャンバス製品には、縁に配色のスティッチが入ったものがある。恐らくこれが当時の機屋のアイデンティティなのだろう。コットンキャンバスのバッグを作るなら、自分達の生地を織ってもらわなければ始められないとぼくは考えるようになっていた。 老舗の帆布工場へ赴いてみて驚いたのは、世界的に希少なヴィンテージとも呼べそうなシャトル織機が、戦前から存在する古い木造の工場の中で唸りを上げて動いていた事だった。一目惚れというか、その圧倒的な音、力強く精密に稼働するマシンに思わず心を奪われた。現代の効率の良い機械に比較されては仕方がないが、これでないとできない風合いや柔らかな表情があるのだと耳元で大声で言われた。   ※大きな音がでます。音量に気を付けてご視聴ください。   何から手をつけて良いのかわからなかった帆布の開発は、ここから始めるべきだと確信に変わった。極厚の、耳付き、ネイビースティッチのラインが入った生地を作るところからスタジオラインが始まった。    COAL BAGのサイズバリエーションをみる   COAL BAG - XL COAL BAG - Regular COAL BAG - Medium COAL BAG - Small COAL BAG -...

OliveDrab / WAXED CANVAS

OliveDrab / WAXED CANVAS

OD / WAXED CANVASはシャトル織機で織り上げた10号帆布にロウ引き加工を施し、撥水性・防水性能を高めたものです。ぼくたちのこの生地は、一般的なパラフィン加工帆布と比較すると倍以上のWAX含浸工程を施されているので、耐久性は文句のつけようがありません。カラーバリエーションが他にもあったら良いのにと何度も思いましたが、これは防衛省納入仕様の非常に厳しいスペックに合格した自衛隊で使われている幌と同じものなので、この色しか織られていないのです。 以前付き合いのあった塗装工場が防衛省納入仕様について言っていたのですが、事務関係のロッカーやスチール棚の塗装色についても調色の配合や強度について非常に厳しい品質管理がなされている、ということでした。戦車や隊員の装備品じゃない屋内の事務用品についても同様なんだから参っちゃうぜ、とこぼしていました。 ひとつの道しか選ばない一徹さ、絶対に譲れない高い設定値があるんですね。 耐久性についてですが、自分のクルマも2台幌車にしてるのでそこは実感しています。アトリエで縫ってフレームも自分で作って取り付けて5〜6年になりますが、荷台の道具類が濡れたことは一度もないのです。ゴム系の市販の幌は結露してしまって道具が錆びてしまうのですが、これは全くそういうことがありません。通気性もありながら防水性能を高めてあるので、昔ながらの知恵なのでしょうね、本当に素晴らしいです。   幌製作は専門の工場等々ありますけれど、ぼくらは敢えて他社に依頼することは避けて自分で製作する道を選びました。とはいえ、生地として厚みはわかっていても作るサイズがかなり大きいものですから、曰く”肩がやられた”との事でした。まあそれでも革のタブや開閉のシステムなども思い通りのディーテイルで作りあげることができたし、ニュアンスを大切にしたいところは他に任せるとどうしてもイメージ通りに仕上がらないので、そう言った意味では満足のいく仕上がりになったと思います。    MONOLINE  

2WAY TOTE “All Y'all” Dark Navy 色移りについて

2WAY TOTE “All Y'all” Dark Navy 色移りについて

2WAY TOTE “All Y'all” ダークネイビーはオリジナルの4号帆布を硫化染めで深い紺色に仕上げました。 濃色の生地は、強く擦ると色移りや色落ちが心配になりますが、オールヨールに使用している生地は、硫化染めの後に高温ウォッシュ加工を施しています。そのため、新品の状態でも衣服への色移りはありません。   お洗濯について 汚れが気になる場合は、単独での手洗いをおすすめいたします。 先日、アトリエで部分縫いしたパーツをアトリエで手洗いしてみました。ブラシでゴシゴシ強めに洗い、どのくらい色落ちするか検証したところ、洗いの段階でも色落ちはほとんどなく、ハンドル部分への色移りもありませんでした。 ↓手洗い後の画像   濃色の生地は日焼けなどの経年変化で少しずつ褪色しますが、それにより生地に織り込まれているネイビーラインの見え方も変化していきます。使い込むと生地のアタリも出ていい雰囲気に育ちますので、ぜひそういった変化もお楽しみください。   2WAY TOTE “All Y'all” - Regular  2WAY TOTE “All Y'all” - Small        ...

THE CISTA BOOKBAGができるまで

THE CISTA BOOKBAGができるまで

  前回のTHE “BALLAST” BOOKBAGから8年が経ち、“本を持ち運ぶ”人のための新しい鞄が完成しました。 今回は製作の工程や商品ページでは紹介しきれないこだわりのディテイルをご紹介します。 4号帆布と4.2mm厚のヌメ革を使用した「シスタ」。パーツもひとつずつ手作業で作ります。 本を持ち運ぶとなると、それ相応の耐荷性が必要です。ショルダーストラップを取り付ける両サイドのパーツの部分は重さに耐えられるよう、鞄本体を挟み込み縫製しています。この部分はミシンでの縫製が厳しいので、全て手縫いです。手縫いで一針ずつ縫製することによって糸はほつれにくく、より頑丈な造りに仕上がります。 ミシンと手縫いの工程を繰り返し、縫製していきます。 ヌメ革は水ジミやキズがつきやすいので、縫製の段階でもキズをつけないよう十分に注意が必要です。 今回新しいモデルを製作するにあたり、Erikさんからの要望は鞄の外側に大きめのポケットが付いていること。さらにポケットはボタンで開閉できる仕様であること。 前面のポケットには本を収納でき、ボタンを開けた時も開きすぎないよう絶妙なボリュームに仕上げました。またボタンも開閉しやすいようにに取り付け方を工夫しています。 ジッパーを完全に開くと鞄の内側に倒れ、ものを出し入れするときにも邪魔になりません。さらにシップを開いた状態でも内ポケットから取り出しやすい設計です。 帆布は使い込むうちに徐々に柔らかくなっていきますが、永く使い込んでも張りのあるフォルムを保つため、正面と背面の鞄の口の部分にロープを入れています。また側面との縫製の際、片倒しにしてステッチを入れることで鞄に4本の柱が立っているような張り感があります。底部分は撥水効果のあるパラフィン加工帆布を使用。底から水気も染み込みにくく、汚れも気にせず持ち運びできます。 背面には新聞や雑誌、マフラーなどを挟んで持ち運べます。   CISTAのお手入れ方法やヌメ革の経年変化についてはこちらの記事でご案内していますので、こちらもぜひご参考に。

THE CISTA BOOKBAG - お手入れと経年変化について

THE CISTA BOOKBAG - お手入れと経年変化について

ヌメ革と帆布を使用したCISTAはご自宅でのお手入れが難しい商品です。(Dark Navyはタンニン鞣しの牛革を使用しています。) またヌメ革は雨など水気に弱いため、ご心配な場合は鞄を使い始める前に防水スプレーを使用することもお薦めいたします。   [防水スプレーについて] 革製品には通気性が良く、革の風合いを損なうことなく防水できるフッ素系のものを使用してください。 ※フッ素系の防水スプレーは革と帆布どちらにもご使用いただけます。 フッ素系の防水スプレーは撥水効果はあまり長持ちしませんので、長く綺麗な状態で鞄を使用したい場合は、定期的に防水スプレーの使用をおすすめいたします。   防水スプレーは必ず風通しの良い屋外で使用し、マスクを着用するなど口元を保護して、吸い込まないように十分にご注意ください。     [防水スプレーの使い方] 防水スプレーをかける前に柔らかくきれいな布やブラシで鞄についたホコリや汚れを落とします。 風通しの良い屋外で、鞄本体から30cmほど離して鞄全体にまんべんなくスプレーしてください。真鍮の金具にはなるべくスプレーがかからないように、紙などを金具にあてて保護した状態でスプレーしてください。防水スプレーの塗布量の目安は、バッグの表面が軽く湿る程度です。 日陰で30分、しっかりと乾かします。直射日光の下で干すとスプレーの跡が残る可能性があるため、必ず日陰で乾かしてください。 スプレーした直後、革の部分は濡れたような感じに変色しますが、乾くと元の状態に戻るので、焦らずにそのまましっかりと乾かしてください。 表面が乾いたら、柔らかくきれいな布で軽く拭いてください。いらなくなったTシャツなどで問題ありませんが、必ずきれいな柔らかい布を使用してください。     防水スプレーを塗布したものに1、2滴の水をかけてみると、このように水が弾かれることが確認できます。 濡れたまま時間が経つと徐々に革に染みていきますので、すばやく乾いた布で拭き取ってください。5分ほど経つときれいに乾きます。   一方、 防水スプレーを塗布していないものは、水をかけるとすぐに革に染み込んでいきます。  水滴を拭き取って5分後、このようにうっすらと輪ジミになってしまいました。 ヌメ革の経年変化について ヌメ革は植物タンニン鞣(なめし)を施した革です。 表面加工が施されていないため、自然素材である「革」本来の匂いや手触りを感じることができ、経年変化を楽しむことができる素材です。使用前はうっすらピンクがかったナチュラルなベージュですが、使用していくうちに色が濃くなっていきます。また、日光に当たることで艶が出てきたり、手の脂が馴染んできれいな飴色に変化していきます。 一ヶ月ほど、日当たりのよい室内で保管したパーツと比べてみるとこのくらい色味の変化がありました。...

Work Trousers 履いてみました

Work Trousers 履いてみました

本日アトリエに届いたワークトラウザースをアトリエスタッフで履いてみました。 着用コメントもぜひサイズ選びのご参考に。       [ Model:171cm  男性 ]  普段、30inch,31inchのボトムスを着用しています。28inchでもお尻周りや太腿もゆとりがあり、作業中も動きやすそうでした。30inchはベルトで締めてゆったり履く感じです。普段履くなら28inchを選びます。   [ Model:165cm 女性 ]  普段、レディスサイズのL、メンズサイズだとSかMを着用しています。30inchと32inchを試してみました。お尻や太腿周りはゆとりがあるシルエットなので、ウエストのサイズに合わせて選ぶのをおすすめします。32だと少し大きい感じだったので、30inchがちょうど良さそうです。   [ Model:161cm 女性 ]  普段、レディスサイズのS〜M、メンズサイズの28inchを着用しています。28inchを試してみました。ウエストが少し大きかったので、ベルトで締めて履く感じです。裾をロールアップして履くのも良さそうです。    Work Trousers             ...

使い込んだHEAD HONCHO

使い込んだHEAD HONCHO

Olive Drabの経年変化は以前の記事でも紹介していますが、今回は使い込んだHEAD HONCHOをご紹介します。 使用し始めて2,3年経ちました。生地表面のパラフィンは抜けてだいぶ柔らかくなってます。表面にアタリが多く出て、よく擦れる部分は色落ちし少し毛羽立っています。 というのも、以前試しに洗濯機で丸洗いしてみたサンプルです。洗濯機で丸洗いすると、手洗いよりもアタリが多く出て長年使い込んだような雰囲気になりました。 この生地は表面にパラフィン加工を施しているので防水機能があり、汚れを気にせず使用頂けます。使い込むことで生地はだんだん柔らかくなり、雨に濡れたり洗濯を繰り返すと少しずつロウは抜けていきます。   表面についた軽い汚れはブラシで落とすのがおすすめです。汚れが気になる場合は、洗濯用ブラシを使用し手洗いしてください。洗濯機での脱水は短めに、色移りしてしまうので必ず単独でお洗濯をお願いします。 右:洗濯機で丸洗いしたもの(2,3年使用) 左:新品   お手入れ方法としては手洗いをおすすめしますが、こんな感じで長年使い込んだような雰囲気を出したい場合は洗濯機で丸洗いを試してみるのもいいかもしれません。   HEAD HONCHO - Medium Olive Drab HEAD HONCHO - Small Olive Drab

Work Trousers サイズ比較

Work Trousers サイズ比較

raregemのWork Trousersは”働く人の為のトラウザース”股上が深めでお尻から太腿にかけて少しゆとりのあるシルエットで足捌きがよく作業しやすい設計です。 今回は同じモデルに28,32,36inchを着用してもらいました。

Work Trousers

Work Trousers

ツインタワーが無くなってまだまもない頃です。ラフィエットアヴェヌーやフルトンストリートのドーナツ屋は早朝から開いています。トラックや現場に向かう工事の車が次々と通りに横付けされて、小さな紙袋を抱えて乗り込む姿、口に咥えて慌ただしく出発する後ろ姿に、ある種の共感や自分との違いに感じ入りながら眺めていると、ドンと誰かにぶつかったりします。みんな忙しいのです。 ソーリホムボーイと同じ年頃の黒人に声を掛けられて、ぼくもネヴマーインと返します。みんなどんな現場に行くんだろうと思いながら、ぼくは通りに立ったまま紙のカップで熱いコーヒーを飲んでいました。 忙しい朝と肌寒い風に吹かれて、強く印象に残っているのが、彼らの少しヤレたパンツやジャケットです。穴が開いたり賑やかな色がついていたり。体躯がしっかりしているせいか、生地の風合いも凄みを増している。タフに使い込んで馴染んだものとの一体感なのだと思います。 ぼくたちがリリースするワークトラウザースも、穴が開くほど擦り切れるまで仕事のお供にして下さい。 ボタンフライを留めていくと、ピタッとした、お腹周りへの気持ち良いフィット感があります。お尻から太腿には比較的ルーズな遊びを感じるでしょう。高く盛り上がった美しいお尻をカバーする為ですが、これが膝を高く上げる動作や、脚立への乗り降りをスムースにしてくれます。裾周りは殆どテーパードされずに太いまま降りてきますが、これは足元に落ちてくる木屑やなんやかやを靴の中に入れない為の仕様なのです。 かつて、木屑が入るのを防ぐ為に、ブーツカットの裾を後ろからスリットを入れて履いていた大工のジーンズ姿が、裾の広がったフレアの流行を生んだと聞きました。 木工の仕事は細かな木屑を浴びることが多く、キッチンに立つ人は粉が入りやすい、それらが入り込まないポケットを作りました。大工としては足場を登る時に物が落ちる様では困りますね。 シャトル織機で高密度に織られたコットンは、しなやかで強い。擦り切れたら?FIX IT!! 直しながら履いて下さい。 ぼくたちのトラウザースは働く人の為のトラウザースなのです。 Work Trousersは10月販売開始予定 ジェンダーレスなシルエットで28,30,32,34,36inchのサイズ展開です。お楽しみに。

BITTEのショルダーストラップ

BITTEのショルダーストラップ

ショルダーストラップの先の部分、斜めがけにした時に垂れている感じがアクセントになりますが少し気になる方もいらっしゃると思います。例えば、歩いていると風になびいてパタパタしたり、ストラップを短めに設定した時に長めにでてしまったり。そんな方にショルダーストラップをすっきりさせる方法をご紹介します。 通し方はこちらを参考に ストラップをコキカンに二重に通すとストラップがかばんの内側に入ります。 二重に通すのは少し力が要りますが、ぎゅっと押し込む感じで。 この通り、かばんの中にすっきり収まります。 BITTE

42TALON(復刻版)開け閉めのコツ

42TALON(復刻版)開け閉めのコツ

  Leather Wallet “Brilleaux” STR 新品のファスナーの開け閉めのコツについて。 革小物では主に42TALON(復刻版)をつかっています。ロック機能が付いていますので、スライダーを縦に起こして、持ち上げる感じで引いてください。真ん中の窓から少し見えますが、中のツメを起こさないとガリガリ引っかかります。だんだん使ううちに滑りは良くなっていきます。それまでは、この子はこういう扱いをすればいいんだな、と温かい気持ちでお付き合い頂けたら幸いです。 下では動画でご覧になることが出来ます。 動画はこちらから