Work Trousers

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ツインタワーが無くなってまだまもない頃です。ラフィエットアヴェヌーやフルトンストリートのドーナツ屋は早朝から開いています。トラックや現場に向かう工事の車が次々と通りに横付けされて、小さな紙袋を抱えて乗り込む姿、口に咥えて慌ただしく出発する後ろ姿に、ある種の共感や自分との違いに感じ入りながら眺めていると、ドンと誰かにぶつかったりします。みんな忙しいのです。
ソーリホムボーイと同じ年頃の黒人に声を掛けられて、ぼくもネヴマーインと返します。みんなどんな現場に行くんだろうと思いながら、ぼくは通りに立ったまま紙のカップで熱いコーヒーを飲んでいました。
忙しい朝と肌寒い風に吹かれて、強く印象に残っているのが、彼らの少しヤレたパンツやジャケットです。穴が開いたり賑やかな色がついていたり。体躯がしっかりしているせいか、生地の風合いも凄みを増している。タフに使い込んで馴染んだものとの一体感なのだと思います。

ぼくたちがリリースするワークトラウザースも、穴が開くほど擦り切れるまで仕事のお供にして下さい。

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ボタンフライを留めていくと、ピタッとした、お腹周りへの気持ち良いフィット感があります。お尻から太腿には比較的ルーズな遊びを感じるでしょう。高く盛り上がった美しいお尻をカバーする為ですが、これが膝を高く上げる動作や、脚立への乗り降りをスムースにしてくれます。裾周りは殆どテーパードされずに太いまま降りてきますが、これは足元に落ちてくる木屑やなんやかやを靴の中に入れない為の仕様なのです。
かつて、木屑が入るのを防ぐ為に、ブーツカットの裾を後ろからスリットを入れて履いていた大工のジーンズ姿が、裾の広がったフレアの流行を生んだと聞きました。
木工の仕事は細かな木屑を浴びることが多く、キッチンに立つ人は粉が入りやすい、それらが入り込まないポケットを作りました。大工としては足場を登る時に物が落ちる様では困りますね。
シャトル織機で高密度に織られたコットンは、しなやかで強い。擦り切れたら?FIX IT!! 直しながら履いて下さい。

ぼくたちのトラウザースは働く人の為のトラウザースなのです。

Work Trousersは10月販売開始予定
ジェンダーレスなシルエットで28,30,32,34,36inchのサイズ展開です。お楽しみに。