ヌメ革と帆布を使用したCISTAはご自宅でのお手入れが難しい商品です。(Dark Navyはタンニン鞣しの牛革を使用しています。)
またヌメ革は雨など水気に弱いため、ご心配な場合は鞄を使い始める前に防水スプレーを使用することもお薦めいたします。
[防水スプレーについて]
革製品には通気性が良く、革の風合いを損なうことなく防水できるフッ素系のものを使用してください。
※フッ素系の防水スプレーは革と帆布どちらにもご使用いただけます。
フッ素系の防水スプレーは撥水効果はあまり長持ちしませんので、長く綺麗な状態で鞄を使用したい場合は、定期的に防水スプレーの使用をおすすめいたします。
防水スプレーは必ず風通しの良い屋外で使用し、マスクを着用するなど口元を保護して、吸い込まないように十分にご注意ください。
- [防水スプレーの使い方]
- 防水スプレーをかける前に柔らかくきれいな布やブラシで鞄についたホコリや汚れを落とします。
- 風通しの良い屋外で、鞄本体から30cmほど離して鞄全体にまんべんなくスプレーしてください。
真鍮の金具にはなるべくスプレーがかからないように、紙などを金具にあてて保護した状態でスプレーしてください。
防水スプレーの塗布量の目安は、バッグの表面が軽く湿る程度です。 - 日陰で30分、しっかりと乾かします。
直射日光の下で干すとスプレーの跡が残る可能性があるため、必ず日陰で乾かしてください。
スプレーした直後、革の部分は濡れたような感じに変色しますが、乾くと元の状態に戻るので、焦らずにそのまましっかりと乾かしてください。 - 表面が乾いたら、柔らかくきれいな布で軽く拭いてください。
いらなくなったTシャツなどで問題ありませんが、必ずきれいな柔らかい布を使用してください。
防水スプレーを塗布したものに1、2滴の水をかけてみると、このように水が弾かれることが確認できます。
濡れたまま時間が経つと徐々に革に染みていきますので、すばやく乾いた布で拭き取ってください。5分ほど経つときれいに乾きます。
一方、 防水スプレーを塗布していないものは、水をかけるとすぐに革に染み込んでいきます。
水滴を拭き取って5分後、このようにうっすらと輪ジミになってしまいました。
ヌメ革の経年変化について
ヌメ革は植物タンニン鞣(なめし)を施した革です。
表面加工が施されていないため、自然素材である「革」本来の匂いや手触りを感じることができ、経年変化を楽しむことができる素材です。使用前はうっすらピンクがかったナチュラルなベージュですが、使用していくうちに色が濃くなっていきます。また、日光に当たることで艶が出てきたり、手の脂が馴染んできれいな飴色に変化していきます。
一ヶ月ほど、日当たりのよい室内で保管したパーツと比べてみるとこのくらい色味の変化がありました。
またヌメ革は、使えば使うほど革の中の脂分が少なくなっていき、乾燥していきます。定期的に革用のクリームなどで保湿すると綺麗な革の状態を保つことができます。使うほどに育っていく感覚をぜひお楽しみください。